堀の中のNAミーティング
福井刑務所でのNAミーティングに参加しました。
福井刑務所で行うNAミーティングは、これが初めての記念すべき事です。
福井刑務所の田中教官の長年の努力、ご尽力の賜物として実現しました。
同席させていただくだけでも光栄ですのに、進行役を仰せつかりました。
この計画を聞いた途端、私は関東の仲間、Jさんに連絡して、福井まで来てぜひ
福井刑務所のNAミーティングに一緒に参加してください、と、無理なお願いをしました。
Jさんは3年前にスタートした福井NAグループでの回復者の一人です。
NAで回復しながら、ミーティングの司会を長期間担ってくださいました。
現在はお仕事の都合上、千葉県におられますが
女性としての物腰の柔らかさに加え、プログラムへの熱心な取り組みは
今も先行く仲間として多くのメンバーの心の支えとなっています。
福井刑務所で初めて、NAミーティングをスタートする、記念すべきイベントの司会をお願いするとしたら、この方しかない。
こう思って無理なお願いをしました。
ごく気軽な雰囲気で福井駅に現れたJさんは、ごく気軽に塀の中のNAミーティングの司会をしてくださいました。
以前のNA福井グループのミーティングのように、今、行っておられる千葉県のミーティングのように、いつもと変わらない、愛と平等に満ち溢れたミーティングが、塀の中でも、ごく気軽に進行して行きました。
受刑者の方たちも、もうミーティングに長く通っている仲間のように活発に、
心からの発言が飛び交いました。
ミーティングの進行中、私は、塀の中に居ることを忘れていました。
仲間の人たちの話を聞いているうちに、時間があっという間に過ぎ去り
心の中の、熱い思いが覚める前に、Jさんは福井駅の人ごみに消え去りました。
この瞬間、とんでもないことを思い出しました。
以前、Jさんに初めてNA福井グループを勧めてくださったのは、
だれあろう福井刑務所の田中教官だったのです。
全てが、ハイアーパワーの計画だということが今頃になって分かりました。
田中教官もJさんも受刑者の方たちも、この計画のキャストとして今日この日
のために何年か前から予定されていたのだということが分かりました。
偶然は何一つ見出せませんでした。ハイアーパワーというプロデューサーに
よって緻密に、必然的に選び出されていたのです。
このハイアーパワーのご計画の中の片隅に私を加えて頂いたことを感謝します。
そしてその、ご計画の道具として役立っているNA福井グループを誇りに思います。
※1
福井ARCとNA福井グループは全く別のものですが、お互いメッセージを運びあい、協力します。私を含め、双方に属している人もいます。
※2
福井刑務所で一緒にミーティングをやりたいと思われる、熱き思いのNAメンバーの方、ご連絡ください。
アンディー