施設長ブログ

福井ARC施設長が思ったこと、感じたことなど自由に綴っています

なぜ私なのか

私、アンディーは 福井ARCの施設長をさせていただいています。

いろいろな依存症からの 「回復のお手伝いをさせていただく」 といった

とんでもなく重要な立場に立たされているようです。

 時と場合によっては他人の人生を左右することになるかも知れません。

  なぜ私なのか    と考えます。

魅力的な人、知恵や知識のある人、資格を持っている人、、、、

すばらしい人が、たくさんおられます。

私には何もありません。

有るのは熱意だけ。

そして強いて言えば、祈ることが許されています。 それだけです

では なぜ 私なのか

それは、前回のブログ 「小さな奇跡」 と関係があります。

福井ARCには問題を抱えた方がたくさん来られます。

その方々が心を開いて、

同じ問題を抱えた仲間を信頼し、自分の問題を正直に話し始めると

小さな奇跡が起こります。

物事が解決に向かっていることに気付きます。

仲間の力なのか、その間に働く力なのか、もともと自分に備わっていた力なのか。

良くは分からないけれど、何か不思議な力が感じられます。

詳しくは前回のブログ 「小さな奇跡」 をご覧になってください。

さて、ここからです。

もしも、このプログラムを実行している施設長が有能な人だったらどうでしょう。

「これは施設長が何かをしているから物事が解決に向かっているのかもしれない。」

  と   勘違いをする人が出てくるかも知れません。

私の場合は勘違いをする人はいません。

「薬物にも大きな問題を抱えていた、あのひどかったアルコール依存症者が、

ちょっと長く止めているだけで、何かができるはずがない。

きっと何か不思議な力が働いているに違いない。」

 と こうなります。

 

物事が正しく解釈されて、誤解される心配がありません。

これは素晴らしい事です。

しかも、なにかあったら手を貸してくださる方々がたくさんおられます。

私は無力です。  無能です。 なにもできません。

それゆえ 有能な支援者とハイアーパワーがいつも応援してくださいます。

無力の力強さ   と  ハイアーパワーの愛のはたらき

いつもこれを感じ取っていただくため、それだけのために

私の存在が許されている。

そう考えています。

そして 私には祈ることも許されています。